ノーベル物理学賞

シカゴ大の南部さん、CKM matrixの小林さん、益川さん
ノーベル賞を受賞されましたね。南部さんの名前は
非常に有名ですが、はずかしながら今の今まで彼の仕事が何だったのかというのは
僕はよく知りませんでした。


もちろん、この受賞でまた日本の頭脳流出的なことが問題になるのでしょう。
現在生きていらっしゃる日本人ノーベル賞学者が何人いらっしゃるのかは
よく知りませんがこの少数の中で二人がアメリカにいるというのは
どういうことなんでしょうね。アメリカにいるからノーベル賞がもらえるのか、
日本にいては研究もしにくいからアメリカにいるのか、どちらなんでしょう。


とはいえ、日本にもよい研究者がいらっしゃるのはよく知られた事実であり、
日本という環境がそこまで悪いものだとは思えないので、これは皮肉な結果
ですね。つい最近の話で言えば、東工大の細野さんという方(鉄の超伝導の発見)は大変に
大きな評価を受けています。


とはいえ、これに合わせて、勝手にメディアが騒いでくれ、海外博士号組
を積極的に教授陣に迎えるという動きをしてくだされば、それ以上に僕にとって
ありがたい話はありません。


いずれにせよ、南部さんの仕事は世界的にも評価されており、受賞は
(今更感が否めないものの)素晴らしいことだと思います。


ノーベル賞というのは、やはり別格な仕事をなさった人たちが受賞するもので、
勉強すればするほど、彼らの仕事の素晴らしさには頭が下がる一方です。
僕も彼らにちょっとでも近づけるよう、物理を毎日楽しんでいこうと思います。